あなぶきエンタープライズは、2022年に於いて35周年を迎えました。長年にわたりご愛顧いただきましたお客様をはじめ、地方自治体および各種団体・法人様、お取引各社様など、すべてのステークホルダーに心より感謝申し上げます。
1987（昭和62）年、わずか数名でホテルからスタートした我が社も、現在ではホテル旅館事業、スポーツ・健康増進事業、サービスエリア/道の駅事業、公民連携（PPP）事業の４つの事業を柱とし、変わりゆくお客様の要望やニーズにお応えするため、現在600名を超える社員とサポートスタッフで担っております。
我が社の事業を大別すると「観光」と「公民連携」が挙げられます。まさにこの２つは、今後の日本において欠かすことのできない分野であると考えています。まず「観光」ですが日本の成長分野の一つであり、幸いにも私たちは世界的に認知が高まっているSETOUCHI（瀬戸内）が身近に存在しています。あなぶきエンタープライズは、多島美で風光明媚な母なる海に育まれるSETOUCHIへと活動の場を拡げると同時に、未来から希求されている持続可能な取り組み（ESG/SDGs）も加速させていきます。
もう一つの「公民連携」においては、人口減少に伴う税収減少による地方財政のひっ迫は喫緊の課題であり、公共サービスの提供は地方自治体だけでは難しくなっています。ここに民間の「ヒト」「モノ」「カネ」などのリソースを掛け合わせて、そのサービス品質を高めつつ持続可能な公共サービスの提供が求められています。
設立以来、積み重ねた知見と地域社会への感謝の念を礎として、お客様のご期待以上の価値を創造するところに、あなぶきエンタープライズの存在価値があると考えております。便利さを追求した機能性や効率性を提供するだけの時代は終わり、いかに情緒的な付加価値で豊かさを提供していけるのかが問われる時代です。お客様のニーズに対応し進化し続ける柔軟な組織として、私たちは歩み続けます。これからのあなぶきエンタープライズに、どうぞご期待ください。

代表取締役社長